2018年 9月CRN研究会のご報告

  

・14時~15時2

 吉田 富治 様 公益財団法人 国際研修交流会 G空間産業推進室 室長      

   『 G空間社会の実現に向けて

   

昨年10月、種子島宇宙センターから準天頂衛星「みちびき4号機」を打上げ、日本版GPSが構築されました。この準天頂衛星から提供される高精度の位置情報や時刻情報、更には衛星通信機能を利用する事で幅広の新産業を創出し、新たな経済社会(G空間社会)の実現を目指す活動状況をご紹介します。

2・15時30分~17時

長谷川 武夫 様 公益財団法人 ルイ・パストゥール医学研究センター 
      
ハイパーサーミア医科学研究室 室長   

  

『 放射線と生体影響 』

 

本講演では放射線の種類、放射線と放射能の相違、放射線による生体(遺伝子:DNA)損傷(放射線誘導ラジカルによるDNA損傷)の説明、放射線防護法(①線源から距離を取る、②作業時間の短縮、③遮蔽を行なう)の重要性、除染作業の中での問題点等(三重水素の水処理)を説明します。 

 

 

 

あとがき

 我が国の科学技術の進歩がもたらしたものは大きいにもかかわらず、それを実感し、意識することが少なくなっていないだろうか。科学は、私たち人間を取り巻く自然や対象への賛美や感動などを原点に、それら自然現象を理解するための知的探究心から始まった知的活動である。今から 100 年後、社会はどのようになっているだろうか。人間は未来を完全に予測することはできないが、その未来に、科学技術が大きな影響を与えることは否定できない。

およそ 100 年前の明治 34 年(1901 年) 「二十世紀の予言」が掲載されたことを参考にされたい。科学技術の発展が加速している現代においては、その成果は、より急速に人々の価値観に影響を与え、社会の在り方を大きく変えていくであろう。

 

わずか100年前に今やだれもが知っている「放射線」が発見された。

一般的には物質と反応して「電離を起こすもの」を放射線と呼んでいる。この電離を起こす放射線にはアルファ線やベータ線、ガンマ線、X線、中性子線などがある。

ウランを含む鉱物であるピッチブレンドから、ポロニウムとラジウムという放射線を出す物質(放射性元素あるいは放射性物質)を分離することに成功したキュリー夫人が「放射能」と命名した。

放射線を大量に受けるとがんになる率が増す。「急激な被ばくと緩やかな被ばく」同じ量の放射線でも、急激に受けた場合(急照射という)と少しずつ時間をかけ緩やかに受けた場合(緩照射という)とでは、あらわれる影響の度合いが異なり。ゆっくり受けたほうが影響が小さい。これは少しずつ時間をかけてあてた場合は、いったん細胞の遺伝子が傷ついても、細胞が本来もっている修復機能によって元通りに回復させる余裕があり、一度に大量の放射線をあてた場合よりもがんになる率が少なくなるのだろうと考えられている。 

放射線作業に従事する人に対する被ばく限度は、日本では5年間に100ミリシーベルト、となっている。

 

沢山のご講義ををいただきました。

おかげさまで大好評の会合として終わらせることができ

深く感謝いたします

 

 

 

 (CRN 川崎  修)

 

事務局