2018年 6月CRN研究会のご報告

  

・14時~15時2

  山根 恒夫 様  名古屋大学名誉教授     

  

    粗バイオディーゼル燃料の精製技術 』

   

バイオディーゼル燃料(BDF)とは何かを説明し、油糧資源の現状、BDF生産の現状、規格と精製の必要性を述べる。次いで、粗BDFの精製法として湿式法と乾式法を比較し、話題提供者の研究した気泡放散式脱メタノールの原理と利点、全体図、数式モデル、スケールアップ、エネルギー消費について話す。

 

 

1.粗バイオディーゼル燃料の精製技術

 

・バイオディーゼル燃料(Biodiesel Fuel : BDF)とは、植物油脂などの再生可能な油糧資源からつくられる軽油 代替燃料であり,

その主な特徴は,

カーボンニュートラル,生分解性,再生可能なバイオマス燃料であること。

 

 

BDFの原料

 

2.背景 

 

 

1)人口の爆発的増加

2)地球の温暖化

  原因:温室効果ガス(大部分は二酸化炭素)  

3)カーボンニュートラル  

   (carbon neutral(炭素中立))

4)世界の化石燃料の現状と将来

      ‘Peak Oil’ Issue

5)世界と日本の油糧資源 

   

  

2・15時30分~17時

川島 英雄 様  レッツ株式会社 代表取締役    

  

『 丸太燃料が世界を変える 』

 

バイオマス燃料としてまず挙げられるのが、チップを用いたFIT発電だ。太陽光発電が終わり企業の投資先はバイオマス発電、その中でもバイオマスチップ発電が主流を占め、各地でチップの争奪戦が繰り広げられている。現状は発電事業者として、申請してみたもののチップの確保とコストアップで採算割れが確実で見通しが立てられない状況だ。その原因は様々だが、基本的にチップとしての供給力不足と燃料の不安定さが主な原因である。

そこで、弊社が5年以上も温めてきた丸太を燃料とする蒸気供給であり発電である。

 

 

6.商流

—6-1 提案先の必要蒸気量に合わせた2つの提案

 

①必要蒸気量3.0/hの場合

  →インフラ型蒸気販売システム(エスコ事業)

 

②必要蒸気量2.0t/h3.0/hの場合

  →自社運営型のボイラー設備販売

    

 

あとがき

まず、バイオマスエネルギーについては、

カーボンニュートラルCO2はカーボンフットプリント0である。

 化石燃料を燃焼させることは、それに含まれる炭素を二酸化炭素として大気中に新たに追加させることになる。

 バイオディーゼルは原料となる生物が成長過程で光合成により大気中の二酸化炭素を吸収していることから、その生物から作られる燃料を燃焼させても元来大気内に存在した以上の二酸化炭素を発生させることはない(カーボンニュートラル)という考え方である。

これによれば、バイオディーゼル燃料は太陽光や風力などと同じく、再生可能エネルギーに位置づけられることとなる。

したがって、今回のお話は、まだまだやり残したことがあるように感じた。 

 

リサイクル事業の将来性を期待した大変すばらしいご講演をいただき感謝するしだいである。

  

 (CRN 川崎  修)

 

事務局  川 崎  修