1.岐阜大学名誉教授 高見澤 一裕 様
「 バイオリファイナリー」
・今回はバイオマス関係を、詳しくお話しをいただきましたので抜粋を列記します。
・何故バイオマスが注目されるのか?
・再生可能である
光と水により再生される唯一の有機性資源
再生量を超えて利用すれば枯渇する。利用した分は植林などで補填することが前提
・貯蔵性・代替性がある
原料としてあるいは生産物である液体・気体燃料として貯蔵が可能。これらは石油・石炭利
用の既存システムに組み込める
・膨大な賦存量である
森林の年間の成長量は世界の一次エネルギーの7-8倍に相当する実際の利用可能量
はこの約IO%
・カーポンニュートラルである
・何故バイオマスが注目されるのか?
・再生可能である
光と水により再生される唯一の有機性資源
再生量を超えて利用すれば枯渇する。利用した分は植林などで補填することが前提
・貯蔵性・代替性がある
原料としてあるいは生産物である液体・気体燃料として貯蔵が可能。これらは石油・石炭利
用の既存システムに組み込める
・膨大な賦存量である
森林の年間の成長量は世界の一次エネルギーの7-8倍に相当する実際の利用可能量
はこの約IO%
・カーポンニュートラルである
・COP21(国連気候変動枠組み条約第21回締結国会議)ポイント、各国の対応
・何故バイオマスが注目されるのか?
・再生可能である
光と水により再生される唯一の有機性資源
再生量を超えて利用すれば枯渇する。利用した分は植林などで補填することが前提
・貯蔵性・代替性がある
原料としてあるいは生産物である液体・気体燃料として貯蔵が可能。これらは石油・石炭利用の既存システムに組み込める
・膨大な賦存量である
森林の年間の成長量は世界の一次エネルギーの7-8倍に相当する実際の利用可能量
はこの約IO%
・カーポンニュートラルである
・COP21(国連気候変動枠組み条約第21回締結国会議)ポイント、各国の対応
・バイオマスをどのように利用するのか?
・古代より
食糧・食料 Food 、家畜のえさ Feed 、衣服 Fiber
燃料(薪・炭) Fuel 、 肥料・堆肥 Fertilizer
・これからは
5つのFに加えて、工業原料とする
そのための科学技術がバイオリファイナリーである
・バイオリファイナリーの優位性
・循環型社会への貢献
・地球温暖化防止
・新規製品体系(C3-C6ベース)およびニューマーケットの創成
・リサイクル事業や地域農業の活性化
・エネルギーセキュリティーの確保
・化学構造がわからないと作戦が立てられない! (基本的なバイオリファイナリーの考え方)
・セルロース、ヘミセルロース、でんぷんの概念的化学構造
(もやし、枝豆、ピーナッツ、クルミ~の殻、オレンジ、バナナ~の皮)
※ハムスターにひまわりの殻を生産させたら?
・D-キシロースから何を作るか?
・バイオ燃料比較
①コーンエタ/-ル ②サトウキビエタ/-ル;糖化は不要、サトウキビの茎のZO%が糖分
③バイオディーゼIL:ドイツはカ/-ラ、米国は大豆 などの比較と数字で説明
・バイオエタノール生産 原料:アメリカ/とうもろこし、ブラジル/サトウキビ
パイロットプラント実験結果(生薬残査)
糖化試験、発酵・蒸留試験、発酵残査の脱水試験を行った
・ゴルフ場は油田にはならないけど
身近なバイオエタ/一ル原料
・刈草、雑草 ・剪定枝 公園の維持管理
・農作物を収穫した際に不要となる部分 :わら、葉っぱ、茎
・木材・竹の鋸屑 ・藻 ・生ごみ、古紙
・エネルギー作物:イネ、ススキ‥・ 炭酸ガス削減をしませんか!
バイオマス利用社会の実現にむけて
・バイオマス利用方法
サーマルサイクル(熱利用・エネルギー利用)
バイオマス発電バイオディーゼルメタン発酵
マテリアルサイクル(素材利用)
これから:バイオリファイナリーの活躍
・利用するバイオマスの種類
未利用バイオマスの利用 林地残材、間伐材など
廃棄物系バイオマスの利用 下水汚泥、食品残液
資源作物の栽培・利用 将来
◆DVD ・報道ステーション~ニッポン元気宣言~
・迫る石油枯渇問題から開発されたのがバイオエタノール
は主にトウモロコシ、サトウキビ、大豆などが原料
・しかし、新たな問題は穀物の価格が上がり食料不足につながった国。
さらに大豆畑の拡大の為ブラジルではアマゾンの森林破壊が広がっている
・日本では、「ゴルフ場が油田に代わる」・・?夢のような事実!
芝からバイオエタノールをつくりだす日本初の最先端技術の開発です。
・高見澤教授が開発した特別な酵素を加える(粉砕⇒糖化)とセルロースが糖分に変化
つまり粉砕⇒糖化⇒発酵⇒蒸留の工程で、バイオエタノールの完成です。
・芝だけでなく色々なものがエネルギーに代わる「もったいない」が開発の糸口のようですね。
【質問事項】
1.国内のゴルフ場からでる刈り芝の量と、エタノール燃料に置き換えたらどれくらいでしょうか
A:約2,600カ所で、ガソリンの0.0?パーセントであるが、エネルギー代替で考えるより特殊な用途に、
たとえばオシボリノ清浄などに付加価値を高める工夫もあります。
2.キシリトールなど特殊な物質を合成することと、キシリトールをバイオで不整合性をコントロールできるのでしょうか
A:ものにもよりますができます。
3.搬送がネックになりますが、theエタノールを分散型で製造するという考え方でしょうか
A:そうです。たとえばゴルフ場にあるカートの燃料に使うようなことですね。
他の例では、剪定枝などを利用したバイオ産業都市(バイオマスタウン)構想をめざしているようです。
などなど、かなりこみいった内容まで意見交換がありました。
高見澤先生ありがとうございました。
バイオエタノール事業の参考とした報道番組でとても濃い内容でした。
2.株式会社アンジェロ 代表取締役 内田 守 様
「循環型社会を目指して 」
第2部は、実際に行動を起こしているお話でした。
『地球温暖化抑制』、『環境保護』などを、【仕事】にできる事は無いのかと、バイオ・ディーゼルから始まり、バイオガスに取り組んでおられます。
あなたは、今、幸せですか? この幸せを、永遠に続けましよう。
◆みんなで育てる 再生可能エネルギー
代表的な再生可能エネルギー:風力、太陽光、地熱、水力、バイオマス
新エネルギー(再生可能エネルギー)
廃食油の回収フロー
つぎに、大きなエネルギー循環として、最新技術を駆使してエネルギー効率を高め、循環型化を徹底した環境配慮型の新しい街づくり
◆先進国ヨーロッパプラント事例
具体的には、
更に発展して、普段使用して防災にも適した施設
◆バイオガス発電事業について
【質問事項】
1.グラーツ(オーストリア)のお話がありましたが、日本ではどうして地域冷暖房の利用ができないかというと北海道を除いては、四季の変化が大きく影響されると思われる。ヨーロッパの場合は、半年近く暖房を必要として温水輸送管で10キロメートルくらい運んでいるが日本では廃熱利用が困難である。
もう一つは、メタン発酵廃液をヨーロッパは液肥で使用しているが、日本で使えるのは北海道だけだろう。
したがって、液肥で出せないから排水設備が必要になりコストアップとなるので注意が必要である。
A:日本国内では、ヨーロッパと同じ条件で計画するのではなく、廃熱の温度を変えたりエコ給湯など検討します。また、この近くでは鶏糞など地域色も有り液肥の利用は説明した通り北海道だけで、水分と残渣をわけてモンゴルのゴビ砂漠の緑化と、小麦の肥料として送ってできた小麦を日本に輸入する仕組みを考えている。
2.三重県内には、廃食油の扱いされている事業者はあるのでしょうか、それと三重県ではダウンコートを県庁まで集めていたようですが逆に廃食油を収集していますが詳細は如何ですか。
A:7社ほどあります。廃食油を収集はコストもかかりますので色々と工夫してやってきております。
3.バイオディーゼルは販売されているのでしょうか、品管法を考慮したブレンドをするのでしょうか。
A:高速道路建設現場のゼネコンさんに作業車両用に収めており、冬季は燃料調整して出荷している。
したがって、公道では使用していない。また、ヨーロッパ向けの触媒を生産している企業は、テスト用にバイオディーゼルを輸入して地域に合わせていただいている。
まだまだ、他にも質問がありました。
これからが大変な道のりですね。
参加された方は、1~2部と有意義なお話をいただき大満足でした。(拍手)
懇親会も皆さん笑顔で満足している様子が伺えました。