11月度 CRN研究会報告書 南山大学 教授  M.シーゲル様

 11月度 CRN研究会報告書

 

講師  南山大学 教授  M.シーゲル様
   「環境問題への対応と地域の活性化をどのように関連付けれるか」 
 M.シーゲル様は1947年オーストラリアでお生まれです。1972年カトリック司祭になられ、1973年に日本に来られて1993年には神学博士号をとられました。現在南山大学  社会倫理研究所教授です。

◆ オーストラリアの環境問題を紹介しながら日本にもランドケア の考えを広めていく運動を一緒にしていきたいと思います。
オーストラリアは特殊な大陸です。イギリス人が1788年に入植しました。
それから自然破壊が急速にすすみました。
先住民のアボリジニ人は4万年以上前から住んでいました。
◆ うさぎがやってきた。
・1859年にトマス・オスティンというイギリス人がオーストラリアの
 ヴィクトリア州に農場を手に入れて、スポーツとしてのウサギ狩り愛好家だったので、イギリスのウサギを持ってきて、農場で放した。
・ウサギの最初の数: 24羽
・オスティンは24羽を1859年に放して1866年に彼の農場だけで14,253羽をスポー  ツとして撃った。
・1869年までにロビンソンという農夫の農場でウサギは2,033,000羽は殺されてい たのにウサギの数にまったく影響はなかった。
・1940年代にはウサギの数は6億となっていた。
◆ オーストラリアでのランドケア の歩み
・1940年代から行政からの取り組み
・1940年代前半 特定な問題に対して対策を図る農夫(個人)に対する、行政からの        支援 行政の指導の下
・1940年代後半 農場が抱えている問題を包括的に取り組もうとする農夫(個人)へ  の支援 行政の指導の下
・1950年代前半 地域の農業が抱えている問題を包括的に取り組もうとする農夫の   集団 (特に1960年代以降は特定な流域における農夫の集団を対象に) 
   行政の指導の下
       注意: ここまでは問題はすべて悪化する一方
・1970年代 いくつか(きわめて少数)の地域で、主導権を地域の農夫の集団に試験  的に譲ってみる。
  これは有効だと評価される。
・1986年のランドケアの発足 ジョーン・カーナー、ホリー・プサード
◆ ランドケア の国際的な広まり
 ドイツ、ニュージーランド、南アフリカ、米国、フィリピン、カナダ、アイスランド、
  イギリス、フィジー、他
◆ 是非日本でもランドケア の活動を広めたい
・いまのところランドケアを日本で作るという考えはない
・ランドケア・ジャパン設立事務局を設置し、ランドケアの理念を伝えていき、
  日本の伝統的知恵と現在の経験をランドケアの国際ネットワークを通じて発信する
  
  ランドケア・ジャパン設立準備室
    
    ご入会をよろしくお願い申し上げます。
    
・自然発生のような感じで、ランドケアが生まれるのを奨励する

事務局  川 崎  修