2016年 10月CRN研究会のご報告

1. 田川 嘉隆    元パナソニック九州    

  

   地域分散の資源循環を、超小型バイオガス装置で実現しよう

 

当初 「持続可能社会の構築」を目指す方針であったが→(2016年加速を確認)→このままででは絶滅の危機に陥るかも 最低限の「生き残り作戦」 に切り替える。 そして、水浄化によるメタンガス回収及び発電装置を提案する ! 

1. 背景(地球温暖化と食料問題)

地球温暖化は加速していますが、対応は遅れむしろ逆行状態

 

巨大なシステムでの対処・合意形成は無理で困難。

 

都市回診脆弱です。地域の小さな単位で先ず着手する。

 

.海外及び日本の開発状況

廃棄物からエネルギーを回収・発電し、地域を活性化する

 

● 海外先進国(SW/DMK/ドイツ等の開発状況)

         ⇔ 遅れた中国とインドの装置を改善

● 日本の代表的なバイオマスのモデル事例を評価する

● 日本(大阪府立大学の亜臨界水処理技術…農村集落地域から

 

亜臨界技術l …リマデック(元近畿環境興産㈱)の新しい設備

亜臨界界技術2 …長崎西下水処理場の改善(汚泥発生が1/5に)

 

これを提案→亜臨界技術3 …合併浄化槽を改善、超小型バイオガス装置実現

 

3. 超小型バイオガス装置Q概要

 エネルギー兼業農家で、自給自足できる価格を実現する。

● 亜臨界水処理技術を前処理工程に追加    稲わら等の難分解性セルロースを温度と圧力だけで分解寸る

● メタン発酵槽ガスホルダー、燃料電池

      石井式水循環システムを利用効率的なメタン発芽システム

● 燃料電池(SOFC型)で電気と高温を発生させ、熱の有効利用。

      災害に強い「植物工場ビジネス」を早急に構築しよう

 

● 装置の目標価格・維持管理費の概略

 

4. ビジネススキームと展開

 

5. ま と め

 

 

2.松久  寛 様  京都大学名誉教授
                  一般社団法人縮小社会研究会代表理事 

   「成長による崩壊から持続のための縮小へ 

 

成長は善であると思われているが、質の成長と量の成長がある。指数関数的な毎年何%という量の成長を持続すれば、資源や環境の限界から破滅する。そこで、脱成長や持続といった言葉が使われ始めた。しかし、物質の使用量の縮小なくしては、持続は不可能である。いかにスムーズに縮小するかが重要である。縮小社会の像とその道を提起する。

成長路線はすでに行き詰まっている。化石燃

料の枯渇、環境の悪化は警告されて久しいが、

その対策は将来の科学技術の進歩に期待す

るとして、経済成長路線を走ってきた。

 

 

年何パーセントという指数開数的成長を続

けるには、資源も土地も毎年何パーセント

ずつ増えねばならない。

 

たとえ2‰の成長で

も、100年後には7.2倍、200年後には52倍に

なる。それは不可能であり、破滅に至る

「持続」と

言っても、今の経済成長率の持続、今の生活

の持続、環境や資源の持続など、何を持続

するかによって方向性は異なる。要は、こど

もたらが将剰困らないように資源や環境を

持続させることである。 そのためには、資

源の使用量を縮小するしかない。

たとえば、

現在100半分の化石燃料があるとすると、毎年1%ずつ使用量を減らしていけば、永遠にあと

100年分の資源が残っている。それ以上に使用量を減らせば、資源の残存年数は増加していく。

左の図の反対用語に、置き換えてみてください。

そして、

 

現代社会における経済様式は、成長とグローバルな競争を前提とした大量生

産・大量消費である。その結果、我々の生活はものにあふれ、ものに依存し、ものに振り回

されている。成長路線はすでに幸福より社会の歪み拡大を招いている。一方、縮小社会は、地

産地消で省エネルギー、エコロジカルかつ丈夫で長持ちのものを生産する社会である。我々は

ものの呪縛から解放され、各々が創意工夫して生活を作ることになる

 

 

福島の原発事故後に電力使用量は1割削減されたが、これは縮小社会への道が不可能ではないことを示唆している。

 

幸福はものの豊富さだけではなく、他者との共生や創造的な仕事から得られる。

 

さらに、縮 小することにより次の世代への責任を果たすことになる。

 

従来の成長路線

はすでに行き詰まっているが、二の先の破局を回避するには、現代社会の物質的規模を縮小する二とが必要である。

 

そこには、資源、技術、環境、食糧、人口、團際的・国内的な格差、

経済不況、国際紛争など多くの問題が横たわっている。

 

将来を考えて環境関係のご講演は、私たちだけの問題ではない・・・

 

では、高度成長時代にやってきた歴史的な環境破壊を残して

全てを、リセットする可能性よりも一人一人の「縮 小」を意識することを

進めて行こう!!

次回も環境関係の研究会を予定しています。

また、違った視点になるかもしれませんが きっと何か将来への

第1歩を見つけましょう

 

二次会は、質問時間が取れなかった分多くの話題と熱気でした。

ごきげんよう

 

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 当会におきましては、不正アクセスの防止など情報セキュリティには十分注意しておりますが、引き続き 対策を強化して参りますので、ご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。 以上

事務局長 

中根正道 社会学士

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